一緒に飲もう!一緒に食べよう!今日もデリシャスな一日に。
パッケリ、という名前のパスタをお聞きになったことはありますか?パスタの種類と言えば、スパゲッティ、ペンネ、フィットチーネ、カッペリーニ、ファルファッレ、マカロニ・・・あたりが有名どころでしょうか?
ところが実際には、パスタの種類はもっと豊富にあるんですね。その中でも今回ご紹介したいのはパッケリです
パッケリをおいしくいただくコツは
①アルデンテ不要。しっかり茹でる。表示茹で時間以上茹でる
②ボロネーゼやトマトソース、ぽってりしたソースと合わせる
パッケリとは、一言で例えるなら、極太マカロニ 見た目は筒状で、覗くと、向こうまでしっかり見えるほど太い。ですが、茹でると、写真のように、ペタン、と潰れて平べったくなります。これが、もう、食べごたえ抜群で、ソースが良く絡み、とても美味しいんです
より具体的に表現するなら、ラザニアよりも少し厚みがあり、かつ、それを2枚重ねて食べるような感じです。ひとくちで食べるにはかなり大きいボリューム。お口の小さい方だとひとくちで召し上がるのは難しいかもしれません。
よく絡むソースが合うため、食べ方、レシピとしては、ボロネーゼやトマトソースなど、ぽってりしたソースで カルボナーラにしてもおいしかったです。
クリーム系は、味は濃厚ですが、ソースはサラッとしていることが多いと思うので、具材に工夫が必要だと思います。
初めてパッケリを召し上がる方には、ボロネーゼがおススメ!ボロネーゼとパッケリはとてもよく合います。
下の写真は、ほうれん草とにんにくとパルメザンチーズのクリームソース
ちなみにイタリアでは、このパッケリ、魚介のトマトソースでいただくそう。余談ですが、イタリア一部地域では、魚介のソースを必ずショートパスタでいただくそうです。カルボナーラも、ロングパスタのイメージがありますが、ショートパスタでもおいしいですよ!
パッケリの茹で時間は13分くらいでかなり長め。アルデンテは不向きだと思っています。
なぜなら、冒頭に書いた通り、茹でるとソースの重さも加わり、ぺたんと潰れて平べったい形になるのがこのパスタをおいしくいただくためのポイント。
潰れて重なってしまった状態でいただくのがこのパスタの醍醐味、と思っています。
なのでアルデンテではなく、むしろ、記載茹で時間+1分くらい、かつ、そこからまた、ソースを絡めながら数分かけて仕上げていくのが良いと思います。
実際、パッケリ初心者の時、いつものように表示茹で時間より早めにあげてソースとからめたのですが、なんだか微妙に。。。よく言えばアルデンテですが、芯が残り、ぽそぽそとした食感になってしまいました。
茹で時間+1分くらい、しっかり茹でて、ソースをからめながら、パッケリがくたっとするまでソースを煮詰めて仕上げていく作り方がおススメですよ。
そして茹でるときは、パッケリがしっかり沈むように、深さのある鍋やフライパンが必要です。パッケリが少しでも顔を出した状態で茹でるとなかなかしっかり茹で上がってくれません
今回購入したパッケリは、ラ・ファブリカ・デッラ・パスタ パッケリ 【500g】LA FABBRICA DELLA PASTA di Gragnano PACCHERI というもの。
ラ・ファッブリカ・デッラ・パスタはもちろんイタリアのパスタメーカーで、ご家族で経営なさっているそう。そのため、生産量は多くないとのことですが、そう聞くと逆に、遥か遠いイタリアの、この作り手の方々への想像ふくらませつつ、いっそう大切にいただきたくなりますね。
食べごたえ抜群、スパゲッティとはまったく違うけど、おいしいパスタ。パッケリ。しっかり茹でて、くたっとさせて、ソースを絡めてパッケリをひとつずつ、味わってみてください。がっつり食べたいときにも、ワインのおともにも最適です。まずは、ボロネーゼでパッケリの魅力を楽しんでみてください。