一緒に飲もう！一緒に食べよう！今日もデリシャスな1日に。
本題に入る前に、このパスタをぜひ作ってみたい！と思ったきっかけの話。それは、世界のあらゆる国の人たちが皆、好物の「まかない」だから。言うまでもなく、食文化、食生活、味の好みは各国様々。日本食だと、寿司やラーメンは多くの国々ですっかり受け入れられている食だと思いますが、世界中の人に好まれる味って、難しいと思います。ところが、このパスタは、世界各国の人が皆、毎回楽しみにしている「まかない」だそう。いったいどんなパスタなのか、興味津々でした。
さて、私の愛読している「Design Stories」というサイトがあります。辻仁成さん自身が編集長を務めるウェブマガジンで、Yahoo!検索大賞2020 作家部門賞を受賞されたサイトですので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。辻仁成さんの日常をつづった滞仏日記と退屈日記は、日常の出来事として身近に感じることができる内容ながらも、小説を読んでいるかのようにその情景が目に浮かび、時にハラハラさせられたり、私も一緒に怒ったり共感したり、息子くんとのやり取りに時には涙することもあります。通勤電車で読むことが多いのですが、何度、電車の中でひとり涙ぐんだことか・・・
このウェブマガジンは、辻さんの日記だけではなく、欧州最新情報と題して、滞欧日本人の方がライターとなり、欧州各国の様々な情報を発信してくださっています。そのライターの中のひとり、イタリアはイスキア島でシェフをしていらっしゃる八重樫さんの記事を読んだのが、このパスタを知ったきっかけでした。何十か国もの出身者とともに仕事をされていたそうですが、その中でもこのまかないパスタはダントツ人気だったそう。
たくさんの国の人が好物とするパスタ。トマトソース、パプリカ、オリーブ、ケッパー、オレガノと、特別な材料でもなく、作り方も難しくないので、さっそくそれを知った週末に作ってみました。
そう、とにかくおいしくて、フォークを動かす手がとまらないのです。そのおいしさを具体的に表現するのがむずかしいのですが、おいしいものって、理由なく、とにかくおいしくて食べ始めたらとまらなくなる。という経験、どなたでもあると思うのですが、このパスタはまさにそれ。
パプリカってこんなにやわらかくなってソースになじむんだ～とか、オリーブいい仕事してる♪とか、ケッパー入れただけでこんなに風味良くなる？？と思っている間に食べ終えてしまいます。そしてまた、思い出して食べたくなる。
八重樫さんとしては本当は教えたくなかったそうですが、今ではすっかり、私の中でも定番のパスタとなりました。このパスタの背景にある八重樫さんの文章もとっても素敵なので、ぜひ、レシピもその記事からご覧ください。ちなみに、レシピにあるとおり、パスタはリングイネで作るのがおススメです。
私が気にっているリングイネはこちら。
もともと、500g 600円と、お安いものではなく・・・昨今の値上がりでさらに、500g 730円にもなってしまいましたが・・・
リングイネそのものがおいしくて、本当におススメなので、パスタお好きな方には、ぜひ、試していただきたいリングイネです。
