一緒に飲もう!一緒に食べよう!今日もデリシャスな一日に。
香妃園(こうひえん)の「特製鶏煮込みそば」通称「とりそば」召し上がったことありますか?もしまだでしたらぜひ!
これを食べに行くだけでも六本木に行く価値あり!飲んだ後にはもう!サイッコーのシメですし、飲みながら食べるのもよし!もちろん、飲んでなくてもとってもおいしいくいただけますし、ちょっと体調すぐれないときなんかにもサイコーだと思います。
初めてこれを食べたのは、20年以上前・・・飲んだ後に知り合いに連れて行ってもらったのが始まりなんですが、そのときの衝撃と感動!今でも忘れません。
飲んだ後のシメは、選択肢がたくさんあるし、どれも魅力的だし、その日の気分にもよるし、それぞれの好みもありますが、もしひとつだけ、おススメを選ぶとしたら、ダントツで、この香妃園のとりそばをおススメしたいです!
さて、生まれて初めて、とりそばと出会った日のこと。とりそばってナニ?という感じでおそるおそるついていったのですが、まずはお店の雰囲気にも飲み込まれそうで、慣れない空気に戸惑いが消えない中、そのとりそばを見たときの衝撃!
土鍋で出てくるのもびっくりですが、実物を見てさらに驚愕。
なんでしょうか?この、湯気立ちのぼる真っ白い白濁したスープは・・・細かく刻まれた青菜があざやかで優しい雰囲気を出してくれているのが唯一、ホッとさせてくれた点
私はてっきりラーメンか、とりそば、だけに蕎麦、かと思っていましたが、ナニコレ見たことない!というか、ラーメンじゃない。蕎麦も絶対違うし。。。とりはどこ?麺沈んでて見えないし。。。
それでもって食べ方も独特なスタイル。
すべてが予想できなかった新鮮さでした。その時確か、3人で行ったのですが、小さなお椀が配られ、土鍋から各自のお椀によそって食べるといういただきかた。
鍋のあとの〆の麺を食べるような取り分けかたをします。
ちなみにひとりで食べるときも土鍋で出てきてお椀がついてきます。ひとりなら、土鍋から直接食べてもいいと思いますが、土鍋なのでいつまでも、熱いのでね。やはりお椀によそって食べるのが正解です。
まずはスープを飲んでみて!びっくりするほどおいしいです。濃厚でとろみがあり、まるでポタージュのよう。そしてとってもやさしいんです。飲んだ瞬間、身体にストンとしみいるような落ち着きがあり、アルコールで興奮気味になっている胃がホッと落ち着ていくれるんです。
そして、麺。
これは、中華そばではないですよね。白いし細いしまっすぐ。すごく細いうどん、関西に有名店がある「ささめうどん」のような麺なんです。土鍋の余熱でとってもやわらかくなっていますが、それもまたいい。麺類はコシのあるほうが好きですが、このとりそばにはコシはいらないです。むしろ、濃厚とりスープより主張してこないこのやわやわの麺のほうが食べやすくて、もはや、スープの引き立て役のような存在です。でもしっかり、炭水化物の役割も果たしてくれて、おなかは心地よく満たされるし、ラーメンやコメ類のシメを食べたときのような落ち着きももちろん、得ることができます。
夜の六本木なんてもう何年も行っていなくて、この日はたまたま、平日の昼間六本木に行けるタイミングができたので迷わずランチはここにしました。飲んだ後ではなかったのですが、飲んでなくても十分おいしのはわかっているので、アルコール抜きでひたすらとりそばに集中しようと思いましたが、やっぱり頼んだ、アルコール。
とりそばを注文した後に、やっぱりビール!と思って店員さんをおよびたてしたところ、アサヒか麒麟かサントリーか選択肢を与えられました。サントリーと回答したらこれが登場。
モルツ、久しぶりに再会しました。最近モルツと言えば、すっかりプレミアムモルツがおなじみですが、ザ・モルツも健在ですね。懐かしい気持ちになりました。
とりそばが到着する前にまずは一杯。ちなみに、言いそびれましたがここのお店は中華料理店です。メニューが豊富でいわゆる中華料理店の、一品一品が、どれもなんかわりと高いメニューw夜にがっつり中華を食べて飲んだら1万円くらいしそうです。
でもランチはこんなに良心的なお値段でランチもメニューが豊富。
お茶も出してもらえました。
平日の13時過ぎに行きましたが満席で、5分くらいですが待ちました。客層も、サラリーマンから、六本木っぽい風体の人から(笑)若いカップルなどさまざま。ちょっと驚いたのがマダムふたりで来ている人も割と多かったです。私のように女性一人もちらほら。
ランチメニューを食べている方が大半で、この、特製鶏煮込みそばは、ランチメニューには載っていないのですが、私のようにとりそばだけを頼んでいる方もいらっしゃるので、安心して注文してください。
私が最後に食べたときの記憶では、特製鶏煮込みそばのお値段、1,300円だった気がするのですが、今はさすがに値上がりしていますね。
久しぶりに味わうとりそばのスープに感動。やっぱり何度食べても感動します。私が最初に出会ってから20年、いつ食べても同じ味、変わらぬ見た目、何事にも時代に合わせた変化は必要なのかもしれないけど、これは変わらないでほしいなぁ、これからもずっと食べ続けていきたいなと心から思っています。
とりそばがいつ誕生したのか定かではないのですが、少なくともバブル時代にシメの定番だったようですから(香妃園の誕生は1963年!)こんなに愛され続ける一品は本当に貴重ですよね。
さて、やっぱりビールを頼んでよかったです!アルコールに合う!ビールでキリっとした胃がこのスープで一瞬で穏やかになり心地よい。中華なので、紹興酒も良いですね。お酒飲める方はぜひ、お酒と一緒に、もしくはたらふく飲んだ後に食べてみてください。
アルコール抜きでもとっても美味しく召し上がれますよ。私も以前は仕事中のランチに何度か食べに来たことがありましたし、冒頭申し上げた通り、ちょっと風邪気味のときなんかにも身体に効いてる!と思えるような逸品になると思います。